花カレンダー
花カレンダー 2004年2月

2004年
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アルストロメリア出荷最盛期へ(2月24日)

 3月彼岸需要へ向け、アルストロメリアの出荷が次第に増加してきました。

アルストロメリア圃場の様子
アルストロメリア圃場の様子
<写真−市川一人さん方圃場(箕輪町)にて>

 今年は暖冬の影響もあってか年頭からほぼ昨年を上回る出荷数量で推移してきましたが、2月に入りやや一段落しています。しかし、先週に春のような温かい日が続き、再び次第に出荷数量を増やしてきました。

アルストロメリア アリシア
アルストロメリア " アリシア "
圃場の様子
圃場の様子

 昨年11月から始めたTKシステム(湿式立箱輸送)などにより品質も安定しており、3月後半からの最盛期へ向け弾みをつけています。
 現在の出荷数量は多い日で10万本を超えるペースが続いており、今後も次第に品種バラエティーなどを増やしながら出荷が継続される予定です。 


フリージア出荷開始へ(2月17日)

 当JA上伊那では数少ない冬場の品目、フリージアの出荷が間近に迫ってきました。

フリージアの圃場の様子
フリージアの圃場の様子
<写真−遠山鉄恵さん方圃場(駒ヶ根市)にて>

 JA上伊那ではフリージアの栽培はあまり行われておらず、現在は写真の遠山さん方のみでの作付けとなっていますが、冬場はアルストロメリアとチューリップが出荷の大半を占める中に彩を添える貴重な品目となっています。

フリージア チェルシー
フリージア " チェルシー "
フリージア フィガロ
フリージア " フィガロ "

 作付けを行っているのは黄色の " チェルシー " 、赤の " フィガロ " など7品種で、生育の早い品種でつぼみに色も見え始めてきました。
 出荷は来週より開始される見通しで、3月中旬までに約15,000本を出荷予定となっています。


種まき・育成の様子(2月10日)

 夏場の品目の準備が最繁期を迎えようとしています。

トルコギキョウの種まきの様子
トルコギキョウの種まきの様子
<写真−(農)いなアグリバレー(伊那市)にて>

 トルコギキョウを中心とした育苗の生産者組合、(農)いなアグリバレーではオリジナル品種の種まきが順次進んでいます。コーティングしてもなお細かい種を、専用の器具を使って育苗トレイの一つ一つに撒いて行く作業で、そのほかの作業もあわせ組合員全員が交代で育苗を行っています。

トルコギキョウのコーティング種
トルコギキョウのコーティング種
育苗トレイにまいた状態
育苗トレイにまいた状態

 また、バイオ鉄砲ユリは昨年までは育種業者より購入した球根での栽培でしたが、今年より生産、作型の拡大を目的とし、鱗片(りんぺん)繁殖を行うこととなりました。
 昨年までに大きくなった球根を一枚ずつはがし生育させてゆく栽培、育成方法で、新鉄砲ユリで行っている実生繁殖とはまた異なる手法です。

鱗片をはがした状態
鱗片をはがした状態
鱗片の育成
鱗片の育成

 はがした鱗片は専用の土の中に植えつけ、大きくなるのを待ってから昨年までと同様にプラグトレイの中で育苗をされます。

 また、新鉄砲ユリの育苗も順次進み、洋ユリやシヌアータの植え付けも間近に迫ってきており、温かくなる時期へ向けての準備が着々と進行しています。


振興花き各種イベントの様子(2月3日)

 1月28日、種苗メーカー4社をお招きし、品種説明会が開催されました。

説明会の様子
説明会の様子
<写真−大芝荘 研修センター(南箕輪村)にて>

 説明会では夏から秋に露地で栽培できる品目を中心に、各メーカー様より新品種、推奨品種を紹介していただきました。

タキイ種苗 岡田様
(株)タキイ種苗 岡田様
サカタ 堀田様
(株)サカタのタネ 堀田様
福花園 三ツ谷様
(株)福花園 三ツ谷様
第一園芸 河野様
(株)第一園芸 河野様

 昨年は低温と多雨のため露地品目の生育があまり良くなかったことも踏まえ、雨除けなどの施設を利用した草花についても多く説明をしていただき、各生産者とも今夏の経営、今までの稼動状況を照らし合わせた上で新品目の検討がおこなわれました。

 また、翌29日には上伊那園芸振興協議会の主催で、第一回上伊那地区花木生産振興研修会が開催されました。行政と生産者、JA関連が一体となり国の米政策改革による減反地に、鳥獣害が少なく消費需要も多い花木の生産を推進して行く目的のもので、今回がスタートとなりました。

西日本花き 磯野社長様
西日本花き 磯野社長様
県農業技術課 林専技様
県農業技術課 林専技様
<写真−いなっせ 生涯学習センター(伊那市)にて>

 研修会では西日本花きの 磯野 誠一 社長様、長野県農業技術課主任専門技術員の 林 弘旦 様のお二人にお越し頂き、それぞれ流通販売情勢、栽培技術についてお話をして頂きました。
 研修会、振興の中心は現在JA上伊那でも栽培されているヒペリカムや南天、ユーカリなどですが、その他にもJA上伊那ではあまり栽培されていない花木に至るまでお二人の見聞を元に大変興味深いお話を頂き、将来を見据えた振興に熱のこもった研修会となりました。

 このようなさまざまな機会を通じ、より多くの種類の花を生産・販売してゆけるよう努力したいと思います。

花木生産振興研修会は、今後第二回、三回・・・と予定されています。 上伊那地区生産者で興味をお持ちの方は、上伊那地方事務所園芸特産係 (ホームページ)までお問い合わせください。
また、お知らせのページに随時情報を更新していますので、そちらも併せてご覧ください。


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