花カレンダー
花カレンダー 2004年8月

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バイオ鉄砲ユリ圃場巡回の様子(8月25日)

 秋の出荷を目指し定植されている作型のバイオ鉄砲ユリの圃場巡回を開催しました。

説明の様子
圃場での説明の様子
(左端 上伊那農業改良普及センター 増田主査様)
<写真−坂間和夫さん方圃場(駒ヶ根市)にて>

 今回巡回したのは初春より育苗し今年定植をした新植と、昨年までに大きくなった球根を6月〜7月に植えつけた抑制の圃場で、9月中旬〜11月の出荷を目指し管理されています。
 バイオ鉄砲ユリは昨年まで新植のほぼ100%を業者より購入した球根での作付けとなっていましたが、 今年からより生産、作型の拡大を目的とし、球根を育成し植えつけるりん片繁殖も行っています。

圃場全景
圃場全景
バイオ鉄砲ユリ
バイオ鉄砲ユリ

 巡回の結果、新植圃場においては空梅雨、猛暑の影響などによりやや遅れ気味で、例年に比べ立ちのあまり良くない圃場が散見されましたが、抑制作型ではほぼ例年通りとなっており、秋の出荷へ向け管理をされています。

 バイオ鉄砲ユリの新植、抑制作型の出荷は9月初頭から11月前半にかけての予定で、全体で約40万本の予定となっています。


秋明菊の出荷開始(8月18日)

 旧盆を過ぎ、秋明菊の出荷が開始されました。

圃場の様子
圃場の様子
<写真−清水俊彦さん方圃場(箕輪町)にて>

 例年秋明菊は8月後半から出荷されていますが、6月から好天が続いていたことなどから今年は生育が非常に早く、圃場で開花が始まりました。
 写真の清水俊彦さん方では、ピンク、白の2種類を約5アール作付けしていて、最も早い圃場でピンクが開花、今週より出荷が始まっています。

圃場全景
圃場全景
秋明菊 ピンク
秋明菊 ピンク

 今年の作柄は、例年と比べ非常に早い開花となっていますが、草丈、ボリューム共に非常に良い状態 で生育しています。
 秋明菊の出荷は8月後半〜9月前半にピークを迎える予定となっており、ピンク、白の2品種で約25,000本の出荷予定となっています。


洋ユリ試作試験開始(8月11日)

 毎年行っている洋ユリの試作試験の定植を行ないました。

試作圃場の様子
試作圃場の様子
<写真−征矢和夫さん方圃場(箕輪町)にて>

 7月後半に各種苗会社様より新品種を中心に球根のサンプルを提供頂き、洋ユリの生育に最も過酷なこの時期に定植、試験を行ないます。今年は例年にない猛暑の中での試験となりそうですが、その中でも生育の良い品種を見定め、来年以降の作付けに生かしてゆきたいと思います。

植えつけた球根
植えつけた球根
定植の様子
定植の様子

 今年の試験は、オリエンタルハイブリットを中心にアジアティック、LAハイブリットなど約70品種で行います。
 植えつけられた球根は、アジアティック、LAハイブリットで約60日、オリエンタルハイブリットで約70〜90日後に開花の予定となっています。また、随時このページでも試作の様子をお伝えして行きたいと思います。

今年度試作品種一覧
アジアティック
アマロネ ボッチチェリーオレンジ マキコオレンジ
クィンタオレンジ ティノスクリーム アルキメデスクリーム
ドンカミロピンク ニューオリンズピンク ルノアールピンク
チャイコフスキーピンク



LAハイブリット
アドバンテージオレンジ カバレーゼピンク エルコラノ
ケルソ ルソーオレンジ ストラスブルグピンク
ティマル バーギピンク クーリエクリーム
フレヤ パビア セラダ
スワンシーオレンジ ツイスターオレンジ

オリエンタルハイブリット・OTハイブリット
アクションピンク アネスアネス白/黄 キャンドルグロー
シセロンピンク コルソピンク ドルドーニュピンク
ファロス ゴーフォーゴールド レジェンド白/黄
マルカンティ モルフェッタ ノッティンガム
レボリューション リベラピンク サリナス
ショッキング黄/赤 シエスタタイムピンク バルパライソ
エキゾチカ桃/黄 アレシア白/黄 カルバドス
シャレンテ コモロ クリスタルブランカ
イージリー ファーストアライバル アイスダンサー
マリブ マイタイ桃/黄 モンドリアンピンク
クイックシルバー リアルト リミニピンク
リャンドン シベリア ソライア
ベロネーゼ ナタル ハリファックス
球根提供
(株)新井清太郎商店 様
(株)横浜植木 様

お盆花出荷最盛期へ(8月4日)

 旧盆の需要へ向け、季節の花の出荷が開始されています。

オミナエシ圃場
オミナエシ圃場の様子
<写真−福沢勉さん方圃場(箕輪町)にて>

 オミナエシ、アスター(くれない系)などはお盆の需要を中心に作付けされており、8月に入った今頃から毎年出荷されるほか、地元地域の盆花市などにも供給、活用されています。
 写真の福沢勉さん方では今年よりオミナエシを約8a作付け、畑一面が黄色く色づき出荷を間近に控えています。

オミナエシ
オミナエシ
セレナータ
エリンジューム " セレナータ "
ステライエロー
アスター新品種 " ステライエロー "
紫くれない
アスター " 紫くれない "

 また、その他にも大輪八重のアスター・くれない系や小輪一重のステラ系、ワレモコウに良く似たエリンジューム " セレナータ " など、様々な種類の花が出荷されています。
 今年の作柄は高温と水分不足でどの種類も例年よりやや短めの傾向ですが、固く締り輪付きも良く、ボリュームのある姿に仕上がっています。

 お盆花の出荷ピークは今週末から来週になる見通しで、需要期に多くを供給できる体制が整っています。



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