花カレンダー
花カレンダー 2004年9月

2004年
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ユリ類立毛品評会の様子(9月30日)

 9月22日、LA・アジアティックリリー、オリエンタルハイブリットリリー、バイオ鉄砲ユリ(新植・抑制)を対称とした立毛品評会(圃場審査会)が開催されました。

審査の様子
審査の様子
<写真−立毛品評会審査圃場(駒ヶ根市)にて>

 立毛品評会は、栽培技術向上を図る目的でそれぞれの品目で行われています。
 今回行われた品評会は真夏を生育期にあてる抑制作型のユリ類で行われました。今年は例年にない猛暑の中での栽培であり、また、露地品目のバイオ鉄砲ユリでは一部台風被害の出たものもありましたが、出品された圃場はいずれもよく管理されており、高いレベルでの審査となりました。

LAユリ 黒塚作男さん圃場
LAユリ 黒塚作男さん圃場
オリエンタル 遠山鉄恵さん圃場
オリエンタル 遠山鉄恵さん圃場
バイオ鉄砲 下平宏治さん圃場
バイオ鉄砲 下平宏治さん圃場
審査の様子
審査の様子

 審査の結果、LA・アジアティックリリーの部では黒塚作男さん(駒ヶ根)のLAユリ " ファンギオ "、オリエンタルハイブリットの部では、遠山鉄恵さん(駒ヶ根)の" メデューサ "、バイオ鉄砲ユリの部では、下平宏治さん(駒ヶ根東)の抑制作型圃場がそれぞれ最優秀賞に選出されました。

 各種ユリの抑制作型は、夏場の猛暑のためやや前進気味の出荷となっており、10月上旬をピークに11月中旬まで出荷継続される見通しとなっています。


ストックの出荷開始(9月22日)

 秋の定番品目、ストックの出荷を間近に控えています。

圃場の様子
圃場の様子
<写真−征矢和夫さん方圃場(箕輪町)にて>

 ストックやスプレーストックはトルコギキョウの後作などビニールハウスの有効利用のため主に中部地区を中心に作られていますが、今年は北部地区でも作付けが行われました。
 写真の征矢和夫さん方ではスプレー系の " カルテットローズ "、" カルテットブルー " を約2.5a作付け、出荷を間近に控えています。

カルテットローズ
カルテットローズ
カルテットブルー
カルテットブルー

 ストックは一年草の種もののため毎年の出荷量が安定しない部分がありますが、秋の彩を添える重要な品目として生産が継続されています。今年の作柄は、ほとんどの品目で見られるように夏の暑さによるやや短幹の傾向が見られますが、花つきなどはとても良い生育となっています。
 ストックの本格的な出荷は10月初旬〜中旬からの予定となっています。


洋ユリ試作試験圃場の様子(9月15日)

 8月上旬に定植した洋ユリ試作圃場(花カレンダー2004年8月)にて、もっとも早い品種が開花しました。

OTハイブリット イージリー
OTハイブリット イージリー
<写真−征矢和夫さん方圃場(箕輪町)にて>

 開花したのは昨年の試作品種にもあったOTハイブリット " イージリー " で、昨年と同じく全試作品種の中でもっとも早い開花でしたが、やはり昨年と同じく短幹で、花飛びなどの障害のやや見られる結果となりました。

アジアティック
アジアティック
オリエンタルハイブリット
オリエンタルハイブリット

 また、その他の試作品種ではアジアティック、LAハイブリットでつぼみも大きくなり、あと2週間前後で開花予定、オリエンタルハイブリット、OTハイブリットもほとんどの品種でつぼみが見え、順調に生育しています。


実もの・枝ものの出荷本格化へ(9月8日)

 次第に秋の気配が漂い始めると同時に、各種枝ものの出荷が本格的になってきました。

ユーカリ 銀世界
ユーカリ 銀世界
<写真−千村元男さん方圃場(飯島町)にて>

 ユーカリは秋から冬にかけてのグリーンの素材としてJA上伊那では数年前から作付けされています。写真の銀世界は昨年定植されたもので、現在草丈が2メートルほどとなり、順次出荷が開始となりました。

バラの実 パンプキン
バラの実 パンプキン
ウメモドキ 大納言
ウメモドキ 大納言
マーリーン
シンフォリカルポス マーリーン
オレンジウェーブ
ヒペリカム オレンジウェーブ

 下部写真の上段のバラの実、ウメモドキは従来より作付けされている品種で、9月に入ると同時に色がつき、出荷を間近に控えています。
 また、写真下段は昨年、今年にかけて導入された新品種でまだ性質など未知数の部分も多くありますが、現在のところ病害なども少なく来年以降の本格導入へ向け期待が持たれています。

 先週お知らせした花木振興研修会も受け、秋に向けた「秋らしい」素材の作付け、出荷は年々増加傾向にあり、多種多様な品目、品種のバラエティーを増やしています。


花木生産振興研修会の様子(9月1日)

 今年より定期的に行われている花木生産振興研修会が、下伊那郡松川町の花木生産圃場にて開催されました。

説明の様子
圃場での説明の様子
<写真−長野県南信農業試験場(下伊那郡松川町)にて>

 年明けに行った第一回での概要、種苗注文に始まり、定植、初期管理を経て今回の現地検討会となりました。今回の研修会は特に注目されているシンフォリカルポス、ヒペリカムを重点に実際に生産を行っている圃場と、様々な品目で試験を行っている長野県南信農業試験場にて、行政の指導員等様々な立場から説明をいただきました。

シンフォリカルポス圃場
シンフォリカルポス圃場
ヒペリカム圃場
ヒペリカム圃場

 研修会を受け、今年より花木、実ものの生産面積が大幅に増えていることもあり、実際に作付けを行っている圃場での研修会に圃場での現状や来年以降の管理へ向け学習を行いました。

 現在、上伊那管内でも徐々に実ものを中心とした花木が色づき始め、一部出荷も始まりました。更に今後、晩秋に向けてシンフォリカルポス、バラの実など、多くの実ものが出荷される予定となっています。



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