花カレンダー
花カレンダー 2005年2月

2005年
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立毛品評会総合審査の様子(2月23日)

 一年間の品目審査を終え、行政・全農・JAで構成される立毛品評会審査委員による立毛品評会(圃場審査会)総合審査が行われました。

総合審査の様子
総合審査の様子
<写真−JA上伊那本所(伊那市)にて>

 立毛品評会(圃場審査会)は圃場での状態を高め、より良いものの出荷を目指して毎年各品目ごとに行われています。今年度の審査は5月のスターチスに始まり、トルコギキョウ、新鉄砲ユリ、バイオ鉄砲ユリ、オリエンタルハイブリットリリー、アジアティック(LAハイブリット)リリー、アルストロメリアの7品目・8回(新鉄砲ユリのみ据置作型・新植作型の2回)に渡って行われました。
 今回の審査では、各品目の上位入賞圃場の中から総合で最も優れた圃場を選出しました。今年度は春先の凍霜害に始まり夏の高温旱魃(かんばつ)、秋には史上最多の台風上陸など、天候不順による障壁の多い年でしたが、その中にあり各品目とも年々レベルの高い圃場が多くなってきており、非常に難しい審査となりました。

立毛品評会の様子 立毛品評会の様子
立毛品評会の様子
(写真は昨年の審査時のものです)

 審査の結果、一位に酒井弘道さん(伊那市)のアルストロメリア、二位に宮下真坪さん(飯島町)の新鉄砲ユリ他、合計で16点の圃場が入賞となりました。
 今回の総合審査で入賞した圃場・生産者は、3月下旬に開催予定の花き部会定期総会にて表彰をされる予定となっています。


振興花き種苗説明会の様子(2月16日)

 夏からの出荷に向け、振興花き(草花、花木・実もの類の総称)の種苗説明会が開催されました。

説明会の様子
説明会の様子
<写真−JA上伊那本所(伊那市)にて>

 説明会は(株)フクカエン種苗様、(株)タキイ種苗様の2社にお越しいただき各社の推奨品目を中心に行われました。
 タキイ種苗様の説明会ではひまわりやデルフィニウム、ラークスパーなどの夏の代表的な草花類、続いてフクカエン種苗様からはソラナム(花なす)、ユーカリ、ヒペリカムなどの花木、実もの類を中心に、各社とも新品目、新品種を取り混ぜてのご説明をいただきました。

説明会の様子
(株)フクカエン種苗 福永様
説明会の様子
(株)タキイ種苗 岡田様

 ここ数年、JA上伊那では湿式立箱輸送など流通の変化により、水揚げなどの問題から敬遠されてきた花も積極的に栽培されるようになってきており、今後夏に向け消費地から求められる品目、品種の選定に大変実りのある説明会となりました。

 各種振興花きは早いもので既に準備も始まっており、これから雪融けの時期に向け圃場準備、定植を迎え、7〜9月をピークに出荷がされる予定となっています。


トルコギキョウ栽培講習会の様子(2月9日)

 育苗の進む中、トルコギキョウの栽培講習会が開催されました。

講習会の様子
栽培講習会の様子
<写真−JA上伊那本所(伊那市)にて>

 栽培講習会は全農長野野菜花卉課の塚田晃久審議役を講師にお願いし、全生産者を対象に行われました。
 今回の講習会では詳細な資料やデータを交えながら育苗から栽培、出荷、処理による花保ちの違いなど、トルコギキョウの生産、販売の全般に渡り行われました。

講習会の様子
講習会の様子
講習会の様子
講習会の様子

 一昨年は冷夏、昨年は猛暑と、トルコギキョウの栽培・出荷期間の天候が安定しない難しい生産状況が続いていますが、今回のような勉強会を設けることによりより前進し、良品質の生産に取り組んでゆきたいと思います。
 トルコギキョウは現在4月頃の早い定植苗の育苗最盛期で、これから圃場の準備などが順次開始される予定となっています。


トルコギキョウ育苗の様子(2月2日)

 初夏から始まる出荷へ向け、トルコギキョウの育苗が行われています。

種まきの様子
種まきの様子
<写真−(農)いなアグリバレー(伊那市)にて>

 JA上伊那のトルコギキョウは出荷の90%以上がオリジナル品種で構成されており、採種、種まき、育苗の全てが生産者の育苗組織(農)いなアグリバレーで行われています。
 種まき、育苗は最も早いもので12月末から開始されていて、現在は初夏から盛夏にかけての中心品種となる "マシューブルー"、"スノーエンジェル" のほか、"オホーツクの夏"、"ラベンダー" などの新品種も合わせ、合計10品種以上のオリジナル品種が育苗されています。

育苗の様子
育苗の様子
育苗中の苗
育苗中の苗

 現在まいている種は4月上旬に生産者のもとへ配布され、7月より出荷の予定となっています。
 (農)いなアグリバレーでの種まきはこれから5月20日頃まで、育苗は7月中下旬まで続く予定となっており、今年は約200万本の育苗が予定されています。



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