8月27日、お取引市場各位をお招きしトルコギキョウ販売推進会議が開催されました。

市場推進会議　会場の様子
（写真−JA上伊那本所（伊那市）にて）

　販売推進会議は毎年この時期に開催されているもので、JA上伊那の出荷時期の前半の反省点と、最盛期にあたる秋のお彼岸に向けた作付け、出荷計画について検討がされています。
　今年の前半は各産地からの集中出荷と景気の低迷による消費低迷により昨年よりも大分厳しい販売となりましたが、秋のピークに向けての生育は順調となっており、今後の販売に期待が持たれます。

会議の様子

会議の様子

　トルコギキョウ専門部では作付け、等階級表示など様々な分野で検討課題も多く残っており、今後産地としての生き残りをかけ改善を行ってゆきたいと思います。

　8月18日、北部地区でアルストロメリア圃場巡回が開催されました。

圃場巡回の様子
（写真−飯沼輝夫さん方圃場（辰野町）にて）

　巡回は秋の本格出荷に向けての管理方法や新植の生育度合いを測るもので、北部地区全生産者参加の元、全圃場を巡回して行われました。

指導会の様子

圃場巡回の様子

　今年はアルストロメリアにとっては非常に厳しい夏となりましたが、地中冷房の効果等もあり新品種の生育も順調で、間も無く出荷開始となる圃場も多く見られました。

　アルストロメリアの出荷は9月中下旬から本格的に始める予定で、今年も約20品種の新品種、全体で約120品種のバラエティーでの出荷が見込まれています。

　8月8日〜15日の一週間、小田急フローリスト様にて鉄砲百合フェアを開催していただきています。

鉄砲百合フェアの様子
（写真−小田急フローリスト　フローラ店様（東京都新宿区）にて）

　フェアは今までの鉄砲百合よりもより大きなつぼみのものを店頭に並べ、より花を楽しんでいただけるよう展開を行っています。
　また、通常鉄砲百合ではつぼみの状態での出荷を行うため乾式での輸送を行っていますが、より鮮度を保ちながら開花を促進できるよう湿式輸送にも取り組みました。

店頭販売の様子

湿式輸送の様子 （世田谷花き様にて）

　古くより鉄砲百合は御葬儀や仏花に用いられることが多かった品目ですが、これからはカジュアルフラワーとしても楽しんでいただけるよう、様々な販売・出荷形態に積極的に取り組んで行きたいと思います。

　アルストロメリア専門部南部支部にて、管内圃場の巡回が行われました。

圃場巡回の様子
（写真−アルストロメリア圃場（駒ヶ根市）にて）

　現在アルストロメリアの出荷は極少量となっていますが、新植、据え置き共に夏場の管理が穐からの本格出荷に向けて重要な時期となっており、管理方法や病害虫防除の徹底などについて実際の圃場で講習が行われました。

巡回の様子

新品種（名称未定）

　現在のアルストロメリアは据え置き、新植共に株に力がついてきており、秋からの出荷に期待の持てそうな状況となっています。
　アルストロメリアの出荷は現在も続いていますが、秋の彼岸過ぎ頃を目安に本格的な出荷が開始される予定となっています。また、今年度新品種につきましても早いものでは盆過ぎ頃からの出荷を目標に管理をされています。