花カレンダー
花カレンダー 2003年7月

2003年
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アスターの出荷開始(7月29日)

 旧盆の需要期を間近に控え、アスターの出荷が始まりました。

アレンジアスター圃場
アレンジアスター圃場
<写真−大槻高章さん方圃場(箕輪町)にて>

 写真の大槻高章さん方では小輪一重のアレンジアスター、"ステラ レッド"、"ステラ ブルー"、"ステラ トップブルー" の3品種を約2.5a作付けしており、出荷を間近に控えています。

ステラ トップブルー
ステラ トップブルー
ステラ レッド
ステラ レッド

 今年の作柄は他品目と同様、低温や日照不足の影響でやや遅れ気味で推移してきている状況ですが、旧盆需要へ向け8月5日前後のピークを見込んでいます。
 JA上伊那ではアレンジ系、大輪八重のくれない系、大輪一重のコマ系など、旧盆と秋の彼岸を目標に 数品種が作付けされており、晩秋までに全体で約100,000本を出荷予定となっています。


ヒペリカム出荷開始(7月22日)

 夏場の代表的な実もの、ヒペリカムの出荷が開始となりました。

巡回の様子
ヒペリカム圃場
<写真−原賢一さん方圃場(箕輪町)にて>

 写真は鮮やかなピンクの実をつける "ピンキーフレアー" で、そのピンキーフレアーを中心にJA上伊那では "スカーレットフレアー" "キングフレアー" "マジェスティックフレアー" "オータムブレーズ" など約15品種が作付けされています。

ピンキーフレアー
ピンキーフレアー
圃場全景
圃場全景

 今年の作柄は、ここまで低い気温での推移と言うこともあり、例年よりやや出だしが遅い感じではありますが、毎年の課題である葉サビ病気の発生なども少なく、とてもきれいな仕上がりとなっています。
 出荷ピークは7月下旬から8月上旬の予定で、秋までに約45,000本を出荷予定となっています。


バイオ鉄砲ユリ圃場巡回の様子(7月14日)

 7月11日、7月後半からの出荷を控え、生憎の雨の中でしたがバイオ鉄砲ユリ据え置き圃場の巡回が行なわれました。

巡回の様子
巡回の様子
<写真−バイオ鉄砲ユリ圃場(駒ヶ根市)にて>

 今年の作柄は、低温と日照不足、多雨の影響でやや生育の遅れている圃場もありますが、8月上〜中旬のピーク・需要期へ向け最終の管理を行なっています。
 また、今年の新植圃場の様子(写真左)は、苗の出来がとても良かったこともあり、とても良い状態での推移となっています。

新植圃場の様子
新植圃場の様子
講習会の様子
講習会の様子

 巡回後、長野県花き専門技術員の 平谷 敏彦 様を講師にお願いし、巡回のまとめから栽培要点などについて講習をいただきました。

 据え置きのバイオ鉄砲ユリは7月20日前後からの出荷予定で、8月上旬をピークに約400,000本の出荷予定となっています。


各品目の現在の様子(7月8日)

 梅雨明けを間近に控え、夏の品目の出荷が最盛期を迎えようとしています。

トルコギギキョウ圃場
出荷が始まったトルコギキョウの圃場
<写真−伊東茂男さん方圃場(伊那市)にて>

☆トルコギキョウ
出荷中の圃場 写真は3月定植の "スノーエンジェル" で、順次出荷が始まっています。
 今年度は湿式の立箱輸送への取り組みも開始され(立箱輸送について)、一層消費者のニーズに応えられるよう部会一体となって取り組んでいます。

☆オーニソガラム
オーニソガラム圃場 南部・中部地区で "サンデルシー" を中心に作られており、一部出荷が開始となっています。
 出荷ピークは7月中旬〜後半の予定で、次第に出荷量を増やしながら、9月初旬までに約75,000本を出荷予定です。

☆姫ひまわり
姫ひまわり圃場 写真は八重咲きの "旭" で、各地区において作付けがなされており、早いもので一部出荷もはじまっています。
 7月後半から8月中旬頃にピークを迎え、9月半ば頃までにかけてに約110,000本を出荷予定となっています。

☆アゲラタム
アゲラタム圃場 写真はブルーの "トップブルー" で、昨年まではトップブルーのみの作付けででしたが、今年度は赤色の "レッドシー" も作付けをされ、品種のバラエティを増やしています。
 7月初旬より出荷が始まっており、9月中旬にかけておよそ160,000本を出荷予定です。

☆エキノプス(ルリ玉アザミ)
エキノプス圃場  写真は濃いブルーの "ベッチーズブルー" で、ベッチーズブルーを中心に "リトロ" 、 "ブルーグロー" などが作付けされています。
 6月下旬より出荷がはじまっており、8月中旬までにおよそ25,000本の出荷予定となっています。


アルストロメリア圃場巡回の様子(7月1日)

 6月24日、本格的な出荷がひと段落し、夏場の管理についての講習を兼ねて、北部地区にて栽培生産者によるアルストロメリアの圃場巡回が開催されました。

講習会の様子 おかーちゃんにはヒ・ミ・ツ♪
講習会の様子

 講習・巡回では種苗メーカー様にもご同行いただいて病害虫への注意、定植直後の株の管理、夏場の間引きや整理などについて行なわれ、難しい夏を乗り切り、秋からの出荷に多くの切花を得られるよう真剣な討議が行なわれました。

圃場の様子
圃場の様子
定植直後の圃場
定植直後の圃場

 ここ数年、需要の大きい秋出しの傾向が高まってきていますが、それと同時に夏場の気温も年々高くなってきておりアルストロメリアにとっては厳しい環境が続いています。点滴潅水や地中冷房等、技術面での発達はもちろん、適切な管理によってより多くの切花を、需要に応えられるように栽培管理を行なうよう、生産者全員で確認をしました。
 出荷は盛夏を過ぎた9月頃より本格的に始まり、10月、11月と年内により多くの出荷ができるよう管理中となっています。


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