アルストロメリアの追い込み時期へ向け、4月22日、24日、27日に各選花場にて査定会を開催しました。

査定会の様子

　査定会は、気温の上昇などを踏まえて切り前、選花選別などについて確認を深めることを主な目的とし、アルストロメリア専門部部会員全員を対象に行われました。

南部会場

北部会場

　気温の上昇とともに出荷量も安定的に伸びており、27日（日曜日）出荷ではJA上伊那総計で約20万本の出荷となりました。
　5月に入ると一部植え替えに入る圃場もありますが、アルストロメリアにとっては最後の大きな需要期である母の日へ向け、日量15万本〜20万本を維持した出荷の予定です。

　トルコギキョウのシーズンへ向け、種まきが最繁期を迎えています。

　当JA上伊那では出荷の90％以上がオリジナル品種で、生産者の育苗組合（農）アグリバレーにて種取りから育苗までの一切を行っています。

　

　採種用の圃場で採取された種をコーティング処理し、育苗トレイに播いて行きます。種は非常に細かく大変な作業ですが、生産者が交代で播種を行います。

　

　今年の育苗予定本数は約210万本（約7,400枚）で、年明けに播種された早いもので6月から、現在播種しているものは9月から10月にかけての出荷予定となっています。

　気温の上昇と共に、アルストロメリアの出荷最盛期となってきました。

アモール圃場
（写真−春日照夫アルストロメリア専門部長）

　秋から冬にかけては例年にない低温のため出荷量が抑えられてきましたが、4月に入り日光と気温を得てとてもよい花が上がりはじめて来ています。
　写真の春日照夫さん（アルストロメリア専門部長）宅では定番品種のアモール・レベッカを中心に、新品種のカリフォルニアやフィネッセなどおよそ10品種を、一回の出荷に約5,000本〜6,000本を出荷しています。

　
選花を経て、水揚げ（前処理）へ

　アルストロメリアのピークは5月中旬まで続き、最高日量で約25万本、今後一ヶ月で約300万本を各方面市場へ出荷予定です。