花カレンダー
花カレンダー 2003年12月

2003年
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花カレンダー総集編(12月24日)

 先週末には上伊那でも初雪が積もり、真冬・年末を実感しています。

雪の到来
上伊那にも雪の到来
<写真−JA上伊那北部選花場(箕輪町)にて>

☆2月・3月
ラークスパー 最も気温が下がる時期、ほぼアルストロメリアのみの出荷の中で今年はラークスパー(写真)が出荷されました。来年の作付け予定は無いとのことで少々残念ですが・・・。
 また、春〜秋の出荷に向け、鉄砲ユリの苗の準備などが厳寒の中行なわれました。

☆4月
アルストロメリア査定会 アルストロメリアが本格的な最盛期となりました。今年は一日の最高出荷量が約24万本と多くの出荷がありましたが、単価の流れもよく下位等級品の出荷調整などは行なわれない、非常に良い結果となりました。
 また、トルコギキョウの種まきやユリの植え付けなど、春へ向けた準備に大忙しな時期となりました。

☆5月
LAユリ 真冬に準備した種や球根の出荷が近づく時期となりました。例年、アルストロメリアの出荷が一段落するとまずアジアティックリリーやLAハイブリットリリー(写真)の出荷が始まり、生産者、担当者ともに本格的な春の訪れを実感します。
 また、夏へ向けた準備が最繁季を迎える時期でもあります。

☆6月
トルコギキョウ査定会 スターチス、鉄砲ユリなど、さまざまな品種が一気に開花し色とりどりの季節となりました。
 また、トルコギキョウの最も早い作付けの出荷が近づいたこの時期、今年のJA上伊那の目玉となった湿式立箱輸送が説明会を経て(写真)スタートしようとした時期でした。

☆7月
トルコギキョウ 7月前半にはトルコギキョウや、姫ひまわり、アゲラタムなどの草花類などが揃い、また後半には旧盆需要を見越した出荷が最盛期を迎えました。
 また、梅雨明けが遅れに遅れ、生育不良や病気との闘いの夏でもありました。


☆8月
ユリの球根植え付け 抑制作型のユリの植え付け(写真)や、新植の鉄砲ユリの出荷準備、また、秋へ向けた実もの・枝ものが次第に色づく時期となりました。
 この時点で非常な冷夏、多雨を過ごしており、打開策に頭を悩ませる日々でもありました。

☆9月
トルコギキョウ 孔雀草、抑制の洋ユリ、トルコギキョウの抑制作型(写真)、鉄砲ユリの新植など、JA上伊那の基幹となる品目がそれぞれにピークを迎える時期となりました。
 また、7月・8月とは打って変わり、9月は真夏を取り戻すかのような高温で推移し、多くの品目で遅れを一気に取り戻すことができました。

☆10月
バラの実 夏の品目が一段落し、前半は千日紅や実もの(写真はバラの実)、後半はストックや金魚草など、季節を感じさせる花が出荷されました。
 また、アルストロメリアの出荷時期が近づき、各種説明会や研修会など冬へ向けた準備が始まる時期となりました。

☆11月
品種検討会 アルストロメリアの出荷が本格的に始まり、品種検討会(写真)や市場訪問、圃場審査会など、売り込みや作付けの計画などに忙しい時期を迎えました。今後冬の出荷はアルストロメリアが中心となり、また品目としても上伊那の中心であることから、気持ちの切り替えと引き締めが要求される時期ともなります。

☆12月(このページ)
南天の実 ただいま出荷の中心はアルストロメリアですが、年末商材としての南天、チューリップなど冬の花、また、ユリの球根掘り取りなど、冬の出荷や来年へ向けた準備へ向け、相変わらず忙しい時期が続いています。

 今年は湿式立箱輸送の開始をはじめとし、新品種・品目の導入など、さまざまな事業を行うことが出来た年でもありましたが、同時に真夏の低温・多雨、秋の高温など、天候に苦しめられた年でもありました。閲覧していただいているあなたにとって、今年のJA上伊那はいかがだったでしょうか。ご意見を頂けましたら幸いです。

 来年も当ページ、当ホームページをフルに活用し、産地の状況を逐一お伝えしてゆきたいと思いますので、よろしくお願いします。


鉄砲ユリの球根堀上げの様子(12月17日)

 来年へ向け、鉄砲ユリの球根堀上げ作業が行なわれています。

堀上げ作業の様子
堀上げ作業の様子
<写真−倉田英昭さん方圃場(駒ヶ根市)にて>

 堀上げを行なっているのは一昨年に定植した球根で、新植、据え置きと切花を行い、一旦堀上げ来年以降の抑制作型(6〜7月頃定植し、秋に出荷をする作型)に使用されます。折からの寒さの中大変な作業ですが、良い生産を得るため本格的な寒さが来てからの作業となっています。

堀上げ作業の様子
堀上げ作業の様子
来年の据え置き圃場の現在の様子
来年の据え置き圃場の現在の様子

 堀上げられた球根は専用の土でパッキングされた後、冷凍庫にて凍らせ、来年の植え付けを待ちます。
 堀上げは本格的な秋の寒気が来てから行なわれるため、今年は例年よりもやや遅めの作業となっていますが、その分充実した良い球根となっており、来年に向け期待が持たれます。


冬場の品目の現在の様子(12月9日)

 冬場の品目、チューリップやフリージアが次第に生育してきました。

チューリップ圃場
チューリップ圃場
<写真−小林雄一さん方圃場(飯島町)にて>

 チューリップ、フリージアなどの冬場の品目は、アルストロメリアが大半を占めるJA上伊那の冬場の出荷の中で違った彩を添える品目として、主に管内では気温が高めな南部地区で生産をされています。

定植直後のチューリップ
定植直後のチューリップ
生育中のフリージア
生育中のフリージア
<写真−共に遠山鉄恵さん方圃場(駒ヶ根市)にて>

 チューリップの出荷は "クリスマスドリーム" などピンク系を中心に、さまざまな品種で年明け頃から3月にかけて約250,000万本、フリージアも同様に年明け頃より出荷が開始され、約15,000本の出荷予定となっています。


南天の出荷開始へ(12月3日)

 気温の低下とともに、南天の実が色づいてきました。

圃場の様子
圃場の様子
<写真−香坂実さん方圃場(中川村)にて>

 南天はJA上伊那管内でここ数年、特に南部地区で積極的に振興されており、年末の商材として年々需要が高まってきています。

圃場全景
圃場全景
南天の実
南天の実

 今年度の作柄は、受粉・交配時期に降雨が多かったこともあり例年に比べてやや実付きが良くない状態ですが、畑一面が真っ赤に色づき需要の時期を待つだけの状態となっています。

 今年の出荷は12月中旬から年内一杯の予定で、枝切りしたもので約8,000本、房南天で約20ケース(5kg箱)の予定となっています。


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