秋の彼岸を過ぎ、気温の低下と共にアルストロメリアの出荷数量も徐々に増加傾向となっています。

アルストロメリア圃場の様子
（写真−村沢博さん方圃場（駒ヶ根市）にて）

　アルストロメリアは昨年以前に定植をした据え置き、今春定植をした新植共に株も成長し、徐々に開花本数が多くなってきています。
　今年も20品種を越える新品種が導入されるなど色バラエティーも増加し、より多くの品種が出荷を彩る予定となっています。

圃場の様子

新品種 ミルクティー

　現在の出荷本数は一週間に10万本以上の出荷となっており、年末にかけて徐々に出荷数量も増える予定となっています。

　秋の最盛期を迎えた洋ユリ（ＬＡ、オリエンタル）の立毛品評会（圃場審査会）が開催されました。

洋ユリ立毛品評会の様子
（写真−オリエンタル圃場（駒ヶ根市）にて）

　立毛品評会は圃場での作付けレベル向上を目的に草姿、圃場管理、病害虫など多岐に渡る項目で審査が行われます。
　品評会は出荷間近となっている圃場を中心に審査が行われました。現在の生産は真夏に定植、生育が行われる抑制作型となりますが、酷暑の影響もあり例年よりもやや前進気味の生育の中、出展された圃場はいずれも草丈、輪数が揃い非常に良い仕上がりとなっています。

審査の様子

ＬＡユリ

　現在の出荷はＬＡ、オリエンタル共に秋の最盛期となっており今後10月一杯まで出荷が継続される予定となっています。

　9月14日、秋のお彼岸に向けた最盛期を迎えている鉄砲百合、トルコギキョウの立毛品評会（圃場審査会）が開催されました。

鉄砲百合立毛品評会の様子
（写真−ホワイトフォックス圃場（飯島町）にて）

　立毛品評会は圃場での作付けレベル向上を目的に草姿、圃場管理、病害虫など多岐に渡る項目で審査が行われます。
　今年は初夏の高温や旱ばつ、先般の長雨など露地品目の鉄砲百合、施設品目のトルコギキョウ共に生育に関しては過酷な状況下での栽培となりましたが、出展、審査が行われた圃場についてはいずれも管理が行き届き、ハイレベルでの審査となりました。

トルコギキョウ立毛品評会（伊那市）

トルコギキョウ

　現在の出荷は、鉄砲百合については夏場の主品種、新鉄砲百合からオーガスタ、ホワイトフォックスなどに品種が切り替わり、10月中旬まで出荷が継続される予定です。
　また、トルコギキョウについては全体の約半数の出荷が終了し、今後秋のお彼岸〜晩秋にかけて出荷最盛期が継続される予定となっています。

　9月8日〜9日にかけ岡谷市ララ岡谷で開催されるなんしんフラワーフェアに参加をしました。
　なんしんフラワーフェアは長野県南部地区、JA信州諏訪、JAみなみ信州、JA上伊那の3JAで行なわれるもので、毎年7月、9月に交互に行なわれています。

なんしんフラワーフェア会場の様子
（写真−ララ岡谷（岡谷市）にて）

　JA上伊那からはユリ、アルストロメリアなど58点が出展、うち末広農園（伊那市）のアルストロメリア「メディナ」が長野県知事賞に、佐々木宗行さん（飯島町）のトルコギキョウ「ポジェリータ」が全農本部長賞など合計6点で入賞を果たすことが出来ました。

長野県知事賞 アルストロメリア「メディナ」 （末広農園）

全農本部長賞 トルコギキョウ「ポジェリータ」 （佐々木宗行さん）

　直前の台風など、露地品目、施設品目共に天候面で出展の難しい年となりましたが、いずれの品目も高いレベルでの品評会となりました。

審査の様子

会場の様子

　また、会場ではアレンジメント教室なども開催され、一般公開などを通じて広く長野県の花をアピールすることが出来ました。

　8月29日、鉄砲百合品種検討会が開催されました。

鉄砲百合品種検討会の様子
（写真−湯澤一雄さん方圃場（飯島町）にて）

　JA上伊那では南部系新鉄砲百合、希系とオリジナル品種を中心に鉄砲百合の生産を行っていますが、出荷期の延長と生産拡大のためオーガスタ、ホワイトフォックスなどさまざまな品種の導入を図っています。
　検討会ではオーガスタの発売元、ムラカミシード様にお越しいただき、昨年来行なっている品種試験の結果から推奨品種などをご説明いただきました。

品種検討会の様子

鉄砲百合

　鉄砲百合はこれから新植、球根がそれぞれ出荷をされることとなっており、10月下旬まで出荷継続をされる予定となっています。