7月22日、神奈川県厚木市の仲卸、ニューウェーブ様にてJA上伊那産地フェアを開催していただきました。

産地フェアの様子
（写真−ニューウェーブ様（神奈川県厚木市）にて）

　ニューウェーブ様でのフェアは昨秋に続き2回目の開催となりました。
　フェアでは鉄砲百合、トルコギキョウを中心に現在出荷となっている姫ひまわりやオオニソガラムなど各種品目での開催となりました。また販売をする各品種の展示も行っていただき、これからのJA上伊那をアピールする機会をいただきました。

産地フェアの様子

展示の様子

　これから秋に向けトルコギキョウ、鉄砲百合をメインにさまざまな草花、花木類が継続的に出荷をされるにあたり、多彩な出荷品目を全面に押し出しながらより求められる生産、販売を目指し取り組んで行きたいと思います。

　気温が高くなり、夏場品目の出荷増にあわせ出荷査定会が開催されています。

トルコギキョウ出荷査定会の様子
（写真−JA上伊那美篶選花場（伊那市）にて）

　トルコギキョウは部会の悲願だった販売金額2億円を一昨年、昨年の2年連続達成しており、勢いを駆って更なる飛躍の年と出来るよう、出荷に際した注意事項とより良い栽培方法の説明が行なわれました。

ヒペリカム査定会

姫ひまわり査定会

　また、例年最も速く出荷となる実もの、ヒペリカムや、夏場の草花の代表、姫ひまわり、オオニソガラムなど各品目で出荷が開始となり、現在の出荷を彩っています。

　今年は春先の低温から梅雨時の高温干ばつなど不順な天候が続いており、特に露地品目においては出荷パターンに前後が見られますが、暑い夏に高冷地から一本でも多くの花をお届けできるよう管理、出荷に取り組んでいます。

　7月初旬、種苗メーカー様各社にて試作展示会が開催され、それぞれ検討会が開催されました。

展示会の様子
（写真−タキイ種苗様（富士見町）にて）

　展示会では従来品種、新品種、試作品種それぞれの試作圃場を見学させていただきました。

山喜農園様	サカタのタネ様
ミヨシ様	TSメリクロン様

　気候、風土、作付形態、需要などさまざまなファクターから作付を決めて行くにあたり、今後の生産販売方針の決定に向け大変良い機会となりました。

　7月4日、出荷が一段落したアルストロメリア出荷反省会が開催されました。

アルストロメリア出荷反省会の様子
（写真−JA上伊那本所（伊那市）にて）

　出荷反省会では昨シーズンの実績を元に生産販売状況の意見交換のほか、来シーズンの作付、出荷、販売計画についての情報交換が行なわれました。

上伊那農業改良普及ｾﾝﾀｰ 中村様

アグログリーン　関様

　また、反省会の後には勉強会として上伊那農業改良普及センター中村様より省エネ暖房機の試験結果発表、アグログリーン関様より夏場の病害虫防除についての講演をいただきました。
　昨年の酷暑など、生産面でも販売面でも不順な状況が続く中ですが、秋から始まる来シーズンに向け生産者一同鋭意取り組んで行きたいと思います。

　最後になりましたが、ご列席いただいた来賓、市場各位におかれましては遠方よりお越しいただき誠にありがとうございました。今後も皆様のご期待に沿える産地となれるよう努力を重ねて行きたいと思います。