しんかんそう 新刊本のつぶやき 一覧表に戻る


書 名
作者 発行元 初版年

つぶやき 2005.11.27

読んだときの
年齢
お気に入り度

つんつくせんせいかめにのる
たかどのほうこ/作・絵フレーベル館
2005.06発行
 つんつくせんせいシリーズの「かめにのる」は「うらしまたろう」の話がもとにあるので、シリーズの中でもわかりやすいお話です。つんつくせんせいは、「サザエさん」に輪をかけたような思い込みの激しい先生。出合ったカメを助けたつもりで水族館に行き、竜宮城のつもりで楽しんでしまいます。カメと魚たちの会話も楽しく、最後のオチにも、クスクス笑えます。でも、今どきの子どもには、まず「うらしまたろう」の話をしっかりお話しておかないと、この面白さが伝わらないという、本末転倒な笑えない話も起こり得ります。日本の昔話は、誰がどう伝え続けるものか、考える時代でもあるような気がします。 6歳
★★


書 名
作者 発行元 初版年

つぶやき 2005.4.10

読んだときの
年齢
お気に入り度

うんちっち
ステファニー・ブレイク/作・絵 ふしみみさを/訳、PHP研究所
2005.01発行
子どもってどうして「うんち」の言葉が好きなのでしょう。主人公のうさぎは、大人の反応を楽しんでいるような冷静な面があって、「子ども恐るべし」といった感じ。読んであげた子どもはひたすら「うんちっち」と叫んで楽しんでいました。しかし、最後の結末には、娘も「なんで?」と疑問の声。う〜ん、おもしろさばかり狙った結果のようで、少し残念。 6歳
★★
もったいないばあさん
真珠まりこ/作・絵
講談社 発行2004.10
教育的絵本と思ってほしくない絵本です。この「もったいないばあさん」のキャラクターがとてもユーモラスで、絵に迫力があります。「おみずのだしっぱなし もったいなーい」とぼくはしかられ、泣き出すと「おやおや なみだが もったいない」、だなんて、読んでいる大人も笑い出してしまいます。楽しく読んで、結果として「もったいない」の心が子どもにも伝わります。 5歳
★★★
すてきなプレゼント
またのあつこ/作・絵
文渓堂 発行 2004.11
どこからか届いた大きな箱のプレゼント。「どうせ、みかけだけさ」と言ったくまさんが開けると、本当にふるびた箱でした。「おいしいものが はいっていればいいのにね」と言って開けたねずみさんにはチーズの箱。ページをめくるごとに「あれ?」「おやおや」とこの箱の秘密がわかってきます。これは誰がもらったプレゼントかなと考えるページも、子どもには楽しみ。絵のタッチもステキな絵本です。 5歳
★★★