12月8日、生産者、行政各位をお招きして生産者の育苗組織(農)いなアグリバレーの定期総会、トルコギキョウ専門部反省会が同時に開催されました。

会場の様子
<写真−JA上伊那本所(伊那市)にて>
(農)いなアグリバレー総会では、はじめに酒井組合長より共同育苗の開始から5年が経過し、また、今年は冷房育苗装置や苗冷蔵などへの取り組みをはじめ次第に発展してきたこと、オリジナル品種の市場評価が高まっているなどの実例を元に、今後も(農)いなアグリバレー、トルコギキョウ専門部一体となりJA上伊那のトルコギキョウを生産してゆく方針が掲げられました。
また、事務局より事業、会計報告などが行なわれ、生産者の一致の元今後の発展へ向け取り組んでゆくことを確認しました。
次に行なわれたトルコギキョウ専門部反省会では、中村専門部長より、今年度は天候不順により例年よりもやや採花率、出荷本数などは減少しましたが、今年度より始めたTKシステム(湿式立箱輸送)は市場評価も高く、情勢の厳しい中、平均単価をアップすることができ、努力が報われている現状についてあいさつがありました。
その後、今年度のような天候不順なときの対策や、より市場評価を高めるための栽培講習、生産の課題を上伊那農業改良普及センターの増田普及員様にお越し頂いて提言を頂き、続いて(農)いなアグリバレーより来年の新品種の品種特性や作型などについての説明を行ないました。

上伊那農業改良普及センター 増田普及員様
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品種説明の様子
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当JA上伊那は出荷の90%以上がオリジナル品種で形成されているため、産地としてアピールの重要性や品質管理の徹底について真剣な討議が行なわれました。
苗の生産では生産者による育苗施設(農)いなアグリバレーにはじまり、苗冷蔵や冷房育苗装置の導入、販売面では湿式立箱輸送の導入と、今年度からJA上伊那のトルコギキョウにとっては大きな転機の時を迎えていますが、今後も立ち止まることなくより良いもの・ことを積極的に行なってゆく産地であり続けたいと思います。
次年度以降もJA上伊那のトルコギキョウをお引き立て頂くと共に、ご期待いただきたいと思います。
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