4月4日、平成15年度第7回花き部会定期総会が行われました。
昨年度の事業の報告や今年度の事業計画について意見の交換、全生産者による承認の他、毎年行われている管内の「立毛品評会」(圃場審査会)の審査結果発表や、JA上伊那の花き事業発展のためご尽力いただいた生産者に贈る「花き部会生産者表彰」の発表が行われました。
昨年度の総会で最重要課題に位置付けられていたのは「販売」で、販売面では一昨年比およそ104%の実績を残すことが出来ました。部会、生産者の努力はもとより、市場、買参人の皆様に支えられての結果、今年以降も更なる努力をし、一本でも多く当JA上伊那の花を使っていただけるよう、また、使っていただいた全ての方に満足していただけるような花の生産に全精力を傾けることを確認しました。
また、同じく重要な課題として挙げられていた「JA上伊那のアピール」についても、オリジナルポスター、リーフレットの作成や、日保ち保障販売、PRビデオの作成、当ホームページの作成など、とても多くの事業を行うことができ、販売面と併せて長く続く不況下の中、有利に事業を推進することが出来たのではないかと思います。
同時に行われた立毛品評会総合審査では、一年間で7品目、8回に渡って行われた審査の中で、11月に行われた審査で一等となった大槻高章さん(箕輪町)のアルストロメリアが最優秀賞に当たる長野県知事賞に選出されました。
また、花き部会生産者表彰では、特別表彰として、2月に行われたウインター信州フラワーショーで2年連続最高位の賞を受賞された宮崎国治さん(中川村)(そのときの様子)、最優秀賞に立毛品評会で最高位賞、フラワーショーでも上位入賞を果たし、また、バイオ鉄砲百合の生産拡大にもご尽力いただいている大槻高章さん(箕輪町)、優秀賞にはトルコギキョウの育苗組合、(農)いなアグリバレーの運営などを通じ生産拡大にご尽力いただいている酒井弘道さん(伊那市)がそれぞれ選出され、来賓各位より表彰の授与が行われました。

立毛品評会
大槻高章さん(左)
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花き部会生産者表彰
宮崎さん、大槻さん、酒井さん(写真左より)
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このような機会を通じ、今年度も花きの生産にますます力を入れ、より多く、より良い花を日本各地にお届けして行く決意を、生産者、JA担当者が一堂に会し固めました。
総会終了後、(株)大阪花き 大西 一三 代表取締役社長をお招きし、花き流通講演会が開催されました。
「花き流通における課題と生産地への提言」と題し行われた講演で、適期・適地・適作により産地のブランドや市場シェアを作り上げること、前情報の重要性などにつき、大西社長の経験と見聞を交えながらおよそ1時間半に渡って熱弁を振るっていただきました。
最先端の産地・市場の情報と大西社長の長年の経験の談話にとても得るもの多く、常に前進して行く必要性を強く感じました。
以上で総会の日程をすべて終えました。
今年度もJA上伊那は常に最先端の情報を吸収し、昇華し、一歩先を行く花き生産を行っていきたいと思います。今年度もJA上伊那の花をより一層お引き立てのほど、よろしくお願いいたします。
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