3月31日、JA上伊那花き部会第8回定期総会が開催されました。
昨年度の各専門部・支会の決算報告、今年度の予算承認や、昨年度の事業報告と今年度の事業計画、毎年行われている立毛品評会(圃場審査会)と事業に貢献頂いている生産者への花き部会生産者表彰の各表彰のほか、今年度は二年ごとに行われている役員の改選・承認が行われました。
昨年度はJA上伊那の根幹品目であるトルコギキョウ、アルストロメリアでの湿式立箱輸送・TKシステムの導入をはじめとし、日保ち保障販売、鮮度保持流通など、旧態依然とした販売方法を一新する改革の年となりました。時代に合わせ販売方法も流通も大きく変化する中で、一歩先を行く産地として有利に事業を展開できたのではないかと思います。
(資料より:平成15年花き部会事業報告)
同時に行われた立毛品評会(圃場審査会)の表彰式では、一年間で6品目71圃場に渡って行われた
審査の中で、11月に実施されたアルストロメリアで一位となった宮崎 国次さん(中川村)圃場が最優秀賞にあたる長野県知事賞に、据置きと新植の二度行われた審査で共に上位入賞した宮下 真坪さん(飯島町)の新鉄砲ユリ圃場が二位にあたる全農長野県本部長賞など、合計17名の生産者に来賓よりそれぞれ表彰が授与されました。

審査講評の様子
(普及センター増田様より)
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立毛品評会表彰
宮下真坪さん
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また、花き部会発展のためにご尽力頂いている生産者に贈る花き部会生産者表彰では、最優秀賞にアルストロメリアの地中冷房、溶液土耕などの積極的導入で顕著な実績を挙げられている松村 善博さん(中川村)、花きと水稲の複合経営を確立し、クジャク草の電照・シェード栽培などにも積極的に取り組まれている農事法人 らいふ(高遠町)の一名一団体、優秀賞に南部系新鉄砲ユリの生産振興に長い間貢献され、残念ながら昨年逝去された紫芝 宗司さん(飯島町)、トルコギキョウをはじめとした各種花きの生産振興に長年ご尽力いただいている翁 厳一さん(伊那市)の両名がそれぞれ選出され、JA瀬戸常務より表彰を授与されました。

花き部会表彰 西村さん(らいふ)、
松村さん(代理・西尾さん)
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花き部会表彰
紫芝さん、翁さん(写真左より)
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最後に、今年度は役員の改選期にあたるため、2年間お勤めいただいた各旧役員の皆さん、今年度より2年間お世話になる新役員の皆さんの挨拶にて総会の日程を終えました。

旧役員の挨拶
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新役員の挨拶
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総会終了後、(株)ハナ・プレンティ 常務取締役 山田 孝三 様、商品事業部次長 山本 剛 様のご両名をお招きし、講演を頂きました。
講演の様子 |

(株)ハナ・プレンティ
山田 孝三 取締役様
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(株)ハナ・プレンティ
山本 剛 次長様
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「小売業からみた花の消費動向と販売戦略」と題して行われた講演では、高価なイメージのある花をいかに消費者に受け入れやすいものにするか、また鮮度を重視し産地も明確な安心して買える花を販売するべく行われている努力についてお話を頂きました。
ハナ・プレンティ様では当JA上伊那も産地フェアなどを行っています。バイキング方式などを採用され、鮮度を重視し、リーズナブルでより敷居の低い花店を目指されているとのことで、花を身近に感じていただくことの重要性を学ぶことができました。
今年度も生産者、JA上伊那担当者一体となり精一杯の努力の元、買っていただく全ての皆様に満足いただけるような生産を心がけてゆきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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