12月6日・12月10日 アルストロメリア現地目揃い会の様子(京都生花市場にて)

競り場にて 12月6日、10日の両日、アルストロメリア専門部生産者全員参加の元、京都生花市場様にて現地での出荷査定会と競りの見学を行いました。
 自分たちの出荷物の着荷状態や販売先での様子を見るための催しで、2シーズン前より開始し今回で三回目の取り組みとなりました。

 全員参加の元の市場見学は今回で3シーズン目となりますが、一回目は乾式輸送時、二回目の昨年は湿式輸送に取り組み始めてすぐの時期、今回は湿式輸送から一年が経過したと共に、訪問先の京都生花市場様が改装され機械競りに変わられるなど毎年状況が大幅に変化しており、昨今進められている流通状況の変化とあわせ時代の流れを実際に見る大変良い機会となっています。

ビデオの上映
品種紹介ビデオクリップ放映の様子
<写真−京都生花市場様(京都市)にて>

 市場へ到着し、会議室をお借りして松尾社長様、久守部長様、秋山担当様にお話を頂いた後、セリ場へと移動をしました。  今回は現地出荷査定会に合わせアルストロメリア出荷全品種の展示・アンケートと、(株)タキイ種苗様のご協力のもとクリスマスをイメージしたアレンジを展示しました。

クリスマスアレンジ
クリスマス向けアレンジ
(協力:タキイ種苗様)
品種展示の様子
品種展示の様子

 また、競り前には競りに使用される大画面を使った動画形式でのアルストロメリア品種カタログの放映、春日照夫専門部長による挨拶の時間を設けていただき、大勢の生産者、挨拶、品種・アレンジの展示、画面では品種カタログと、全面的なご協力のもと市場全体をJA上伊那アルストロメリア一色に染めるほどのアピールをさせていただくことができました。

競り前の挨拶
競り前に
(春日照夫専門部長)
会議室にて
会議室にて

 その後、セリ、荷置き場の見学を行いました。  京都生花市場様は今年6月に移転をされており、昨年までの手競りから一転し機械競りとなっており、機会競りの方式も全国でもまだ珍しいセリ上げ方式を採用されています。

(機械競りの方式について)

・競り下げ方式
競り下げ方式 上限単価から価格のメーターが下がって行き、買参人が購入の価格帯でボタンを押し競り落とす方式。機械競りを導入しているほとんどの市場で用いられている。

・競り上げ方式
競り上げ方式 下限から価格のメーターを上げて行き、買参人が購入の価格帯でボタンを押し競り落とす方式。価格帯が上がって行くことになり、手競りに近い方式と言える。国内では京都生花市場様で二例目の取り組み。

 ほとんどの生産者が競り上げ方式を見るのが初めてとあり、非常に興味深い見学となりました。  また、荷置き場では競合産地のアルストロメリアをはじめとし、年末商戦へ向けた各産地の出荷物を実際に手に取って見ることもでき、来年以降の作付けと合わせとても得るものの多い現地査定会となりました。

競りの様子 競りの様子
競りの様子

 以上で査定会の日程を終えました。昨年より始めた湿式輸送や前情報への取り組みが実を結び、現在まで良い販売ができている状況を見ることができたと共に、今後も為すべきことの多さを実感することのできる大変実りの多い現地査定会となりました。

 最後になりましたが、今年も大勢での見学を快く受け入れていただき、また展示やビデオ放映などに大変なご協力を頂きました京都生花市場様、職員の皆様におかれましては、丁寧な対応していただき誠にありがとうございました。今後もさまざまな取り組みの中で市場、買参人の皆様にとって最良の産地となれるよう努力して行きたいと思います。

京都生花市場
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