設備概要
 好気性消化槽

 生物処理の最も重要な部分であり、し尿が投入される好気性消化槽第1槽の入口ですでに固液分離ができ、し尿臭は無くなります。バチルス菌を活発に働かせるため、顕微鏡で活性汚泥中の微生物を観察することにより、空気量・汚泥返送量を調整しています。

 活性汚泥脱臭

 昭和61年、職員の設計・監督により地元の業者が施工しました。し尿受槽・貯留槽から発生する高濃度臭気を消化槽へ吹き込んでおり、バチルス菌が分解・資化します。臭気の除去率は99%以上であり、これにより脱臭用の薬品が年間1,000万円以上削減できるようになりました。

 汚泥脱水機

 平成2年、遠心脱水機から高圧ベルトプレス型脱水機に更新、含水率が86%から80%以下(平均79%)に低下し、脱水汚泥の全量がコンポスト化されるようになりました。高圧ベルトプレス型脱水機の仕様は次のとおりです。


メーカー (株)日本インカ
タイプ 高圧ベルトプレス
処理能力 乾量225s/2台

 汚泥発酵乾燥機

 平成8年度に導入し、脱水汚泥を副資材を投入せず、コンポスト化しています。直径3m、長さ20m、滞留時間約20日間であり、バーナーなどの熱源を使わずにバチルス菌の発酵熱により乾燥させます。

 第2沈殿槽

 曝気槽流出液は、第2沈殿槽で汚泥を沈殿させて上澄み液が高度処理工程へ流されます。
 凝集沈殿槽

 第2沈殿槽の流出水に凝集剤を混合し、微細な浮遊物と燐を沈殿除去します。(当初は、凝集加圧浮上槽で硫酸アルミニウムを使用していましたが、汚泥のコンポスト化、省エネのためポリ硫酸第二鉄に替え、その後凝集沈澱に改造しました。)
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